技術社員時代の経験をフォロー営業に生かして、若手にアドバイス

夢真トピックス 2021.12.8 2023.01.25
技術社員時代の経験をフォロー営業に生かして、若手にアドバイス

石田飛雄馬氏 営業第1部4課 フォロー営業
2018年2月入社。電気設備の技術社員として1年5か月勤務したのち、営業に転向。2020年10月からフォロー営業を担当。

「あの時、もっとコミュニケーションを大事にしておけば…」技術社員時代の後悔

フォロー営業は日々、技術社員の状況を知り、相談に乗り、アドバイスを行っています。その時、どの社員ともよく話しますが、その際大事にしていることが「自分の仕事だけでなく、いろいろな人とコミュニケーションを取ること」です。私は過去の経験を踏まえ、現場のコミュニケーションの大切さを痛感しています。
それは、電気設備の技術社員としてタワーマンションの現場に入っていた頃のことです。その現場には1年半ほど配属され、23階から48階までの電気設備を担当しました。でも私は自分が担当する電気設備の現場しか見ていませんでしたし、関わるのも同じ部署の人たちだけでした。架設や躯体、外溝などの他の部署は、直接仕事で関わることもなかったし、直接関わらないから揉め事もなかったのです。

 

ところが竣工3ヵ月ほど前に、ふとしたきっかけで他の部署の人とも話をするようになりました。すると自分がやっていた電気設備の仕事が他の部署とどう関わるのかが見えるようになったのです。タワマン工事の全容がつかめたし、知識も広がった。それまで特にトラブルもなく過ごしてきたけれど、もう少し早くお互いを知っていれば、仕事の進め方も変わったのに、と後悔の念が湧きました。
思えば先輩からは「いろんな人と話に行け」と言われていました。でもその真意がわかりませんでした。自分の仕事は自分が関わる範囲だけだと思っていましたし、下手に手を広げて「面倒なことに巻き込まれたくない」と思う気持ちもありました。でもそんなことはなく、自らチャンスを逃していました。

フォロー営業は、若手技術社員の成長を支えています

だから、今は担当する若手の技術社員に、積極的にコミュニケーションを取ることを勧めています。
若手社員からよく聞くのは「教えてもらえない」「聞きたい時に先輩がいない」といった不満です。でも現場の新人を指導するのは、夢真の先輩技術社員に限りません。他社から派遣されている人や他の職人さんも、聞けば教えてくれます。中には教え上手な方もいるでしょう。そういった人と巡り合い、多くの人と良好な関係を築くためには、自ら現場の輪に飛び込むことが必要です。
「いろいろな人と話をしてみよう」とアドバイスをした技術社員が半年後に「所長も知らない人とも仲良くなれました」と報告してくることもあります。現場は大人数で動いていますから、自分なりのネットワークを築き、他の人の仕事を知ることで、自らの効率性が高まり、ノウハウも蓄積します。明るく活躍する技術社員の姿は、フォロー営業にとっても嬉しいものです。

 

また、新人時代の自分もそうでしたが、若手のうちは自分の仕事で精一杯で、工程全体を理解するところまで手が回りません。「今は〇〇の仕事をしている」と状況説明を受け、「次の仕事は?」と尋ねても「さぁ?」という答えしか返ってこなかったり、それが何のために必要なのか理解していなかったりします。そんな時は自分の技術社員時代の知識も引っ張りだし、想定できる次工程を説明したり、次の訪問時に関係がありそうな資料を持参したりしています。また、想定される次工程で注意すべき点も事前にアドバイスします。何も知識がなく現場に臨み、失敗して落ち込むよりは、前もって知っておいた方が本人にとっても安心です。

 

そしてそんなアドバイスや指導をした時は、現場の所長さんにも「こういう話をしているので、足りないところがあればよろしくお願いします」と声を掛けます。
夢真に技術社員を依頼されるのは、現場の人手が足りていないからです。多くの現場は、新人を指導する時間もなく、即戦力になる人材を望まれています。その期待に応えられるよう、夢真では実践力が身に付く研修や人材配置を行っていますが、フォロー営業もその一翼を担うべく、定期訪問の場を身近な指導の場としています。所長さんがそのことを知っておけば、技術社員との意思疎通もスムーズに進むことでしょう。そういう形で現場運営が的確なものになれば、フォロー営業としても嬉しいです。フォロー営業体制を現場運営のよりよいパートナーとしてご活用ください。


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