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土木業界における人手不足を解消する方法8選|生産性向上対策も紹介

更新日:2021年4月1日

土木業界とは


土木業界とは、道路や橋、トンネルなどのインフラ整備にはじまり、災害時の復旧工事や区画整理を行う業界です。

このように土木業界といっても業務の幅は広く、人々の生活を支えるために欠かせない仕事です。また、建築業界と混同しがちですが、大工など建造物に関わる仕事とは異なります。

土木業界における人手不足の理由

人材不足の理由の1つとして、土木業界で働く若者が少なく、業界全体で高齢化が進んでいることが挙げられます。

国土交通省の資料「建設産業をめぐる現状と課題」によると、割合としては、土木業全体の約3割が55歳以上で占められており、29歳以下は約1割となっています。

出典:建設産業をめぐる現状と課題|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/common/001221442.pdf

土木業界における人手不足を解消する方法8選


土木業界で人手不足を解消する方法にはどんなものがあるのでしょうか。

ここからは人手不足の解消方法を、若者の土木に対するイメージ改善や、法定福利厚生の導入などをはじめ8つに分けて解説します。

1:若者のイメージ改善

3Kとは、「きつい・汚い・危険」の頭文字から作られた言葉で、土木業界は若者から3Kのイメージを持たれやすく就職先として避けられがちです。

人手不足解消のためには、このイメージを改善していく必要があります。

そのための解決法の1つとして、ICT(情報通信技術)を利用することがあります。これにより、今まで人が手動で行っていたことを、機械やデジタル端末などで行えるようになり、より安全で楽に作業を行うことが可能になります。

2:技能体験研修の開催

人材不足の対策として、さまざまな場所で技能体験研修も行われています。これは新たな人材の確保だけでなく、人材に長期で働いてもらう効果も期待できます。

なぜなら、研修を開催することで土木業界の仕事内容を知ってもらうことができ、思っていた仕事と違ったというミスマッチの防止になるからです。その結果、退職を防ぐことにつながり、長期で働いてもらうことが期待できるでしょう。

3:データ管理の徹底

データをしっかりと管理することも、作業の効率化につながり、人手不足の現場の助けになります。

そのための方法の1つとしてクラウドサービスがあります。クラウドサービスを利用することで、どこでもデータを見ることができ、離れた人とデータを共有することもできます。

これにより、現場から事務への情報伝達の手間が省けたり、複数人で行っていた工事現場の写真撮影や管理も、1人でカメラで撮りクラウド上へデータを保存するだけで可能になります。

そして、このような作業の効率化により、ベテランの作業員の負担が減り人材育成に時間を使うこともできるようになります。

4:長時間労働の是正

人材確保のためには、労働時間に関しても早急に見直していく必要があります。

国土交通省の「建築産業の現状と課題」によると、土木業界全体では、約6割が4週4休以下で働いていることが分かります。

長時間労働の背景には、余裕のない工期の設定があります。発注者としっかりと相談し、余裕のある工期の設定をすることで、作業員を無理に働かせる必要も減り、休日の増加や残業時間の減少につながります。

出典:建築産業の現状と課題|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/common/001149561.pdf

5:法定福利厚生の導入

社会保険を含めた法定福利厚生を導入していくことも重要です。社会保険が導入されていないと、入職してくれた人がいたとしても、待遇の悪さから離職してしまい人手の確保が困難になります。

また、社会保険未加入者は国の公共事業に参加できないようにするなど、国としても土木業界の社会保険未加入の企業への対策に乗り出しています。

出典:国土交通省直轄工事における社会保険等未加入対策について|国土交通省
参照:http://www.a-kenkyo.or.jp/news/h26/140724_handout/3_chokkatumikanyutaisaku.pdf

6:給与水準の引き上げ

土木業界の多くの企業では、日給制を採用しています。

日給制の場合、月給制のように毎月の給料が保証されているわけではなく、出勤した日数によって給料が計算されるため、病気や怪我で休んだり、天気が悪く作業自体が中止になるとその分給料も減ってしまうのが現状です。

給与水準の引き上げは喫緊の課題といえるでしょう。

7:定型業務の削減

定型業務の削減によって作業を効率化することも、人材が不足している状況の解決法です。

現場では記録やメモなど、さまざまなことを紙製の野帳に記入し、事務所に戻って再びパソコンに書き換えるといった業務もあるのが現状です。デジタルツールを使用すれば、紙に書いたものをパソコンに書き換える時間も削減でき、作業員の負担が減ります。

8:外部委託の活用

自社の人材が不足している場合、外部委託して人材を確保するという方法もあります。

外部委託した際のメリットは、まず自社で人材を採用するよりもコストが削減できます。新人を1から教育する必要がなく、採用のためのコストが自社採用に比べてかかりません。

また、繁忙期だけ外部委託を活用し、閑散期は活用しないなど、必要なときだけ人材を確保できます。最後に、自社の作業員には外部委託の人には任せられない、重要な作業に集中させることができるなど様々なメリットがあります。

土木業界の人手不足解消につながる生産性向上対策


生産向上できる対策の1つに、プレキャスト・コンクリート工法があります。この工法は、工場であらかじめコンクリートの部品を生産し、それを現場で組み立てる工法のことです。

現場でコンクリートを打つ人材も削減でき、室内で組み立てができるので天候が原因で工期が遅れる心配もありません。組み立て自体も高度な技術が必要ということでもないので、スキルの高い人材がいないといけないということもなくなり、生産性の向上が見込めます。

土木業界の人手不足を解消しよう

土木業界における人手不足の現状や、解消する方法などを解説しましたがいかがでしたでしょうか。

土木業界は人手不足ですが、若者が働きたくなる労働環境を整備することや、クラウドサービスやデジタルツールを導入するなどの解決法があります。

自社に合った解決法を実践して、人材確保に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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