夢真の特長であるフォロー体制。中でもエンジニアフォローチーム(以下EFチーム)は、未経験・新人の技術者に対し手厚いフォローを実施し、企業様・技術者双方にとって働きやすい環境を作っています。
今回はフォローを行う専門部署であるEF企画推進部の立ち上げの経緯を中心に、どのようにフォロー体制を作り上げているのかを、EFチームと営業それぞれのリーダーへのインタビューを通してお伝えしていこうと思います。
キーワードは「情報共有」。今もなお進化している夢真のフォロー体制について話を聞きました。
登場人物プロフィール
名前
川元 煕隆氏
営業第1本部 営業第1部 営業第4課
前職にて施工管理職に従事。豊富な現場での活躍を経て2020年に夢真に入社。同年から営業第1本部に配属
名前
福田 史朗氏
エンジニアフォロー企画推進部 EF1課 課長代理 2015年入社
営業で豊富な経験を積み、2015年に夢真に入社。人材開発部を経て、2021年からエンジニアフォロー企画推進部の立ち上げに際して、同部署に配属
苦労の多かったEFチームの立ち上げ
ー まずはEFチームの立ち上げについて伺いたいのですが、どのような経緯でできたチームなのでしょうか?
福田:
元々、現在のEFチームが行っている技術者のフォローは弊社の人材開発部という部署が行っていたのですが、当時は人材開発部の社員1名に対して技術者が100名くらいという体制だったんです。
ー 1人で100名をフォローするのはかなり大変な業務ですよね。
福田:
はい。人材開発部は技術者のフォロー以外にも、手続き・労務・労災・入社対応などの幅広い業務がありました。
そのため当時は技術者の就業後のフォローまで手が回っておらず、実際に問題が発生した際に技術者から問い合わせがあって、はじめて対応するという状態でした。
そこで「技術者をフォローする専用のチームが必要だ」という話が持ち上がり、エンジニアサクセスチーム(以下ESチーム、現在のEFチームの前身)を立ち上げました。
日々、技術社員の方と接し声を聴いていたので、現場で働く技術社員の満足度が上がれば、当社が成長していくと考えておりました。
ー 立ち上げは順調でしたか?
福田:
いえ、なかなか思うようにはいきませんでした。
というのも、ESチーム立ち上げ当時はフォローを担当する部署が二分化していたんです。
その状況を受けて、社内での統制・パワーアップを図るためにESチームと人材開発部フォローチームとを統合させ、EF企画推進部としてあらためて立ち上げる運びとなりました。それが2021年の初夏からでした。
ー フォローに優れた部署同士をひとつにした、ということですね。
福田:
はい。ただ、EFチーム立ち上げ後もしばらくは、元々フォロー業務を担っていた旧人材開発部メンバー頼りになってしまうことが多かったんです。
何かあれば旧人材開発部メンバーに相談のもと対応する形となっていたため、チームとしてスムーズな運営ができておりませんでした。
営業部にも負担がかかることは多かったのではないかと思います。
川元:
はい、そうですね…。
旧ESチームのメンバーは我々営業とは違い現場に訪問する回数も少なかったので、技術者や現場の所長さんとうまくコミュニケーションが取れず、こちらがフォローにまわる場合もありましたね。
福田:
その後、フォロー業務のナレッジを旧人材開発部メンバーに教わりつつ、徐々にチームとして機能するようになっていきました。
EFチームを「自分で考える力」が優れたチームにしたい
ー EFチームの立ち上げ後、福田さんは最前線でチームを指揮していると思うのですが、その上で大事にしていることは何ですか?
福田:
メンバーに「自分で考える力」をつけてもらえるような接し方をしています。
今までは人手が足りなかったのでEFチームの人数を増やすことを優先していましたが、今後は一人ひとりの質を高めて「自分で考える力」を養いたいと思っています。
ー 「自分で考える力」を養うために、具体的にどんなことをされていますか?
福田:
情報共有・確認をする際に、書面にせず直接伝えたり質問したりして考えさせるようにしています。
資料にしてしまうと「これが正解だ」と思ってしまい、自分自身で考えるのをやめてしまいます。
同じ事案はひとつとしてありませんので常に何手か先を考える必要があります。考える事をしないと聞きにくる事からスタートし、作業効率・能率も低下しますし、自らの考えを一向に持つことが出来ない為です。
現場環境が変われば、求められる仕事のスキルやコミュニケーション能力、起こりうる問題も様々です。
ですから「自分で考える力」を養う環境が必要だと思い、それを養うには「あなただったらどうする?どう思う?」と問いかけ、考えさせ、答えてもらうのが一番だなと思いました。
ー 効果は出ていますか?
福田:
時間はかかりますが着実に出ています!
川元さんの所属する営業チームからの情報も逐一共有するようにしていますので、段々と知識もスキルも身に付いてきました。
今後は更にEFチームを育成するシステムを整備して、「何のために、どんなフォローが必要なのか?」を常に一人ひとりが考えられるような組織にしていきたいですね。
チーム内外を問わない情報共有がシナジーを生む
ー ここまでお話を伺っていると、チーム内外問わず情報共有を大事にされているなと感じるのですが、川元さんの所属する営業チームではどのように対応されていますか?
川元:
お客様に対しては、とにかく現場に足を運ぶようにしていますね。
夢真ですと名乗るだけで、所長さんも親近感が湧き、顔と名前を覚えて頂けます。その結果、様々な情報を共有頂けたり、次の現場でも夢真の技術者と一緒に現場を納めていきたいとおっしゃって頂けたりします。
そういった良好な関係を築いていくのは非常に難しいことですが、人と人とのつながりを第一に考え、信頼を勝ち取っていけるように営業活動に取り組んでいきたいと思っております。
ー 営業のチーム内ではどのように情報共有していますか?
川元:
営業チーム内では、同僚と話したり社内システムで情報を確認したりして、現場の情報を逐一共有するようにしています。
たとえば、2人の営業それぞれに、同じ現場の同じ案件の相談がいく場合もあるので、重複を避けるためにも営業同士の情報共有は欠かせません。
ー 社内外問わず細かくコミュニケーションを取っているんですね。ちなみにEFチームとも情報共有をすることはありますか?
川元:
もちろんです!
オフィスでは同じフロアで仕事をしているので、それこそ福田さんとは互いの席に行ったりしてよく話をしますね。
福田:
はい、よく話をします。
あとはEFチームのメンバーも営業さんが現場を訪問する際に同行しますので、行き帰りの時間を共にしたり、一緒に所長さんに話を聞いたりします。
その中で自然と会話が生まれ、情報共有をすることも多々あります。
ー EFメンバーと営業が細かく連携されているのがわかります。
川元:
そうですね。EFメンバーが同行して所長さんと信頼関係を構築することで、別の現場で人出が不足しているとの情報を頂き、契約に繋がるケースもあります。
実際に、EFメンバーから「◯◯の所長さんが来月こういう現場で人材がほしいと言ってたよ」という連絡を頂き、その後すぐにお客様に連絡をして案件化できたケースもあります。
ー それは嬉しいですね!
川元:
はい。私は前職で施工管理職に従事していて、現場で同僚やお客さんと話すのが好きでしたので、その経験を活かせる仕事ができて非常にやり甲斐を感じています。
その上、現場のご紹介まで頂けたことで、「夢真」というネームバリューがどれだけ浸透しているかを肌で感じました。今後もより夢真の価値を高めていきたいなと思っています。
ー では最後に、お二人の今後の展望やお客様へのメッセージをお願いします。
川元:
今後もお客様のご要望に応える事を第一に、営業活動に取り組んでいきたいと思っております。
工期や工種、必要な人員数などあらゆる条件に応じて最適な人材を提案できますので、どのようなご要望でもお受けさせていただきます。
まずはお気軽にご相談頂ければと思います。
福田:
技術者の離職率をどれだけ減らし、どれだけ満足度を上げるか?を追求して、より良いフォロー体制を作っていきたいです。
そのためにもEFチームのメンバーの「自分で考える力」を養っていきたいと思います。裏方にはなってしまいますが、それが技術者の成長を促し、ひいては顧客満足度UPにも繋がると考えております。
最後に
今回は、EF企画推進部の立ち上げ時のエピソードと、EFチーム・営業の情報共有や連携から生まれる効果についてインタビューをしてきました。
チーム内外を問わない徹底した情報共有や、EFチーム・営業が連携しての現場訪問、技術者のフォローが、稼働率95.7%、年間契約数24,148件といった弊社の実績につながっています。
もし貴社が施工管理の人材不足に課題を感じているのであれば、ぜひ弊社にご相談ください。
意欲ある豊富な人材の中から、貴社の現場や課題感に合わせた最適な人材をご紹介いたします。
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