今では一般的な建設人材のアウトソーシング化に30年前から取り組んできた夢真。そこには変わりゆく建設業界の姿がある。
その変化を体感してきたのが、勤続年数20年超となる開発推進部課長の五十嵐博重さん。インタビューの1回目では、時代と共にある夢真の姿について語っていただいた。
名前
五十嵐 博重 氏
開発推進部 課長 副主任 2000年4月新卒入社。2004年~大阪営業所、2007~2008年仙台営業所勤務を経て、2008年から本社営業部門。現在は開発推進部で新規取引先の拡大に努めている。
●建設業界の変化と共に歩んできた夢真の事業展開
入社以来、20年以上に渡りずっと、夢真の現場の拡大や技術社員の受け入れ推進に取り組んできました。
夢真は1976年に建築設計事務所としてスタートし、1990年代から技術社員の現場派遣を開始しました。私が入社した頃もすでに技術社員の現場派遣が主力事業でしたが、今とは規模が違います。現在、6,000名の技術社員が現場で活躍していますが、この20年間で30倍くらいに拡大したように思います。
また、建設業界そのものも大きく変化しました。
以前はゼネコンが自前で施工管理担当者を抱えていました。しかし2000年代に長く不景気が続いたため、ゼネコンが施工管理者を正社員雇用することが困難になったのに加えて、規制緩和により派遣雇用できる職種も広がりました。これらの要素を踏まえ、建設人材のアウトソーシング化が進みました。
夢真はこういった時代のニーズを的確にキャッチ。当社で正社員採用した技術社員を大手ゼネコンの現場に送り込んできました。
しかし、単に時代の流れに乗ったのではありません。建設業界の10年先、20年先を見越して、このままでは技術者の高齢化が進んでしまう。
それは業界のためにも、日本のためにもいいことではない、という危機感を感じていました。そこで、これからの時代を支える若い人材を積極的に採用・活用し、会社を発展させていく道を選んだのです。
そんな熱い思いを持って、夢真は建設人材のアウトソーシング化の先頭に立ち、事業に取り組み、これまで多くの建設現場を支えてきました。
再開発のあるビルでも、世界的なスポーツの祭典の地となったあのスタジアムでも、夢真の技術社員が多数活躍しています。
●若い技術社員に教わり、彼らを支えてきた20年間
私自身は回りの人に恵まれて夢真の営業担当者キャリアを積み上げてきました。
長く続けてこられた理由は何だろう…。夢真の仕事は、やればやるほど、知らないことが増えていくため、奥が深いのです。だから「もっと理解したい」「究めたい」そんな思いがどんどん湧き上がるのです。
入社以来ずっと営業で、技術社員として現場に立ったことはありません。だからこそ、技術社員がどんなことをしているのか、営業としてきちんと理解したいと思ってきました。
そこで、自分よりも年齢が若い現場経験1~2年目の技術社員を自分の師匠と見立てて、現場で起きたことをいろいろと教えてもらいました。
技術的なことだけでなく、苦労や達成感などの思いも聞きました。するとその現場は、単なるスペックだけの案件ではなく、もっとリアルに自分の気持ちに刻み込まれます。またその技術社員の経験は、数年後に別の新人技術社員と接する時に、先輩の成功談・失敗談として伝えることができます。
現場の技術も次々と新しくなりますから、常に若手とコンタクトを取り、情報を共有し、自分の知識もブラッシュアップさせながら続けてきた20年でした。
そうやって振り返ると、夢真は、若手を中心にした技術社員を適材適所で派遣することで成長してきています。それは最初に会社が思い描いた通りの道ではないかと思います。
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