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建設業における若者離れを解消する方法9選|若者離れが止まらない理由も紹介

更新日:2021年4月21日

建設業界の若者離れとは


建設業界の人手不足は以前から問題視されてきました。その人手不足の原因の1つとして、建設業界の若者離れがあります。

建設業界では若者離れが進むことによって、若い世代を育てることができないという状況になっています。

また、若い世代がいないことで、建設業界は高齢化が進んだり、引退者が増えていったりすることでさらに人手不足が深刻化するという深刻な状況に陥っています。

そのため、若者の採用は建設業界の課題にもなっています。若者を採用するためにも、建設業界で若者離れが起こっている理由や、その解消方法などを把握しておきましょう。

建設業において若者離れが止まらない理由5つ


建設業の若者離れが止まらない理由はいくつかあります。建設業の若者離れを止めるためには、その理由を解消する必要があります。そのため、まずはそれらの理由を把握しておきましょう。

1:会社の魅力が伝えられていない

採用活動を行っていると、会社が採用者を選んでいるような錯覚をしてしまうこともありますが、求職者側も働く業界や企業などを選んでいます。

そのため、建設業界での採用に関わらず、どの業界の、どの企業であっても、会社の魅力を伝えることができていなければ、求職者から魅力的を感じてもらうことはできず、応募してもらうことができないでしょう。

2:雇用条件の悪いイメージが定着している

建設業界全体的に、各種保険関係や従業員の福利厚生などの雇用条件が他の業界を比べると劣ってしまうと感じることがあります。

現在ではそのようなことはありませんが、建設業界にはこれまでの雇用条件の強いイメージがあり、若者がその誤ったイメージから建設業界を就職先の選択肢から外してしまっている可能性があります。

出典:「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」における現場入場の取扱い:国土交通省公式サイト
参照:https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000080.html

3:3Kのイメージが払拭できていない

建設業界には、「きつい・危険・汚い」という3Kのイメージを持っている人もいます。建設業界のすべての企業や業務がこれら3Kに当てはまるというわけではありませんが、その3Kへのイメージが強いことで、労働が過酷と思われることもよくあります。

また、近年ではワークライフバランスを重視されることが多くなってきています。そのため、労働が過酷でも収入が高ければ問題ないという考えを持つ若者が減っていることも、建設業界から若者離れが進む原因の1つとなっています。

4:体力的な問題で長続きしない

現代の若者はゲームやネットなどの普及によって屋内で遊ぶことが多くなったことから、ひと昔前の若者と比べると体力や身体能力が落ちています。

そのため、建設業界で仕事を続けてきた人たちが難なくできる仕事も、現代の若者では体力的、身体的にきついと感じてしまうことがあります。

そのようなきつさを感じてしまうことで、若者が入社してきても、自分に建設業界の仕事は適していないと判断して、離職されてしまう場合があるでしょう。

5:収入が不安定である

建設業界では、勤務日数に応じてその月の給料が決まるという日給月給制を導入している企業があります。

日給月給制にはいろいろなメリットはあります。しかし、仕事が入らず、勤務日数が少なくなると収入も減ってしまう、勤務日数の違いによって毎月の収入が変わってしまうなどのデメリットもあります。

そのため、収入が安定しないことから、建設業界を仕事先の選択肢に入れないという若者もいます。

建設業における若者離れを解消する方法9選


建設業界の若者離れが進むことにはいくつかの理由があります。そのため、建設業界の若者離れを解消するためには、それらの理由への対策が必要となります。その対策にはどのような方法があるのか知っておきましょう。

1:独自の制採用方法の導入

若者から雇用条件の悪さや3Kなどのイメージを持たれていると、いくら求人をかけても、なかなか建設業界には募集が集まりません。

そのため、建設業界では募集をかけて求職者を待つのではなく、企業の方から積極的に求めている人材を探したり、スカウトをしたりなどのダイレクトリクルーティングを行いましょう。

ダイレクトリクルーティングによって、待つだけの採用活動を攻めの姿勢に切り替えることで、若者を確保できる可能性を高めることができるでしょう。

2:ITCの導入

近年ではいろいろな業界でIT技術が導入されています。建設業界でもIT技術が導入され始めていて、ICTは注目を集めています。ICTとは情報の共有やコミュニケーションなどを効率化するIT技術のことです。

ICTが導入された建設業界の企業では、図面や作業内容などをスマホやタブレットなどを用いて確認したり、現場の写真をネットを通して多くの人と情報共有したり、帳票や報告書などの管理ができたりなど、いろいろな場面で仕事の効率化が進んでいます。

また、若者に対して、仕事の効率化が進めば体力的な問題を解消したり、ICTに魅力を感じてもらえたりなどの効果も期待できます。

3:キャリアチェンジを可能にする

若者でも体力があって、建設業界の仕事ができるという人も多くいます。しかし、体力は年齢によって日々落ちていきます。そのため、年齢で建設業界の仕事に限界を感じてしまう可能性があり、若いうちにしかできない仕事というイメージを持つ若者もいます。

そのようなイメージを持つ若者に対しても対処ができるように、将来は事務や営業などへのキャリアチェンジが可能な環境を整えておきましょう。体力に限界を感じても転職する必要がなく、長く働き続けてもらうことができるでしょう。

4:働き方改革の推進

過去のイメージから、建設業界は雇用条件が悪いと思われることがあります。しかし、建設業界の雇用条件は時代と共に改善されてきています。

また、2024年4月には残業や休日出勤などの労働時間に上限が設けられます。この他にも、労働者の権利を守るためにいくつかの内容が改正されます。

これらの法改正に対応することによって、建設業界に対する雇用条件の悪いというイメージを払拭することができます。そのため、自社の雇用条件は悪くないということをしっかり求職者に対してアピールするようにしましょう。

出典:時間外労働も上限規制|厚生労働省公式サイト
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/000463185.pdf

5:ブランディングによる会社のイメージアップ

企業が人材を選ぶように、求職者も企業を選んでいます。そのため、建設業界にある多くの企業の中から、求職者に自社を選んでもらうためには、自社の強みや特徴、魅力などを伝える必要があります。

これらを明確に求職者に伝えるためにも、ブランディングを行って、会社のイメージアップをしておきましょう。

会社のイメージアップをしておけば、求職者が企業選びで自社のことを調べた際に、イメージの良い情報が多く得られることで、応募してもらえる可能性を高めることができます。

6:雇用条件・福利厚生制度の透明化

建設業界に対して、良いイメージを持たない若者もいます。そのイメージを変えるために、建設業界では環境や条件などを改善されてきていることを伝えるのは重要です。

ただし、良いイメージを持ってもらいたいからと、良い面やメリットだけを伝えてしまうようなことは避けましょう。もし、雇用条件や福利厚生などの面で、悪い面やデメリットを伏せてしまっていると、入社後にミスマッチを起こす可能性があります。

ミスマッチが起これば、せっかく入社してもらった若者がすぐに離職してしまうことに繋がってしまいます。

7:高収入の魅力を正しく伝える

建設業界の平均年収は他の業界の平均年収と比べて少し高めです。高収入というのは仕事をするうえでの魅力の1つなので、求職者に向けてしっかりとアピールする必要があります。

ただし、建設業界が高収入なのは、技術が求められたり、労働が過酷であったりなどの理由があります。そのため、ミスマッチを防ぐためにも、ただ高収入という良い面だけをアピールするのではなく、その労働環境や条件などもしっかり伝えるようにしましょう。

8:資格取得やスキルアップへの支援制度の導入

建設業界で仕事をしていくためには技術を身につけていく必要があります。そのため、入社した若者が安心して仕事を続けていけるように、スキルアップの支援制度は整えておきましょう。

また、建設現場に関するスキルだけでなく、事務や営業などへの将来のキャリアチェンジに向けたスキルアップの支援制度も導入しておきましょう。

9:キャリアパスを明確にする

若者が安心して仕事を続けていけるように、スキルアップの支援制度を整えておくことは重要です。また、そのスキルアップによって、どのような業務経験を積むことができ、将来はどのような職位や職務などに就任できるのかなど、そのキャリアパスを明確にしておきましょう。

キャリアパスを明確にして提示することは採用活動において有効と考えられています。また、キャリアパスが明確であれば、入社後の目標が設定しやすくなるので、モチベーションの維持にも繋がります。

建設業界の今後の課題は?


建設業界の若者離れの原因の1つは、建設業界に対するイメージの悪さがあります。しかし、建設業かの環境や条件などは変わってきているので、若者が建設業界に対して持つイメージには誤ったものもあります。

悪いイメージを持たれたままでは、建設業界が選択肢からも外されてしまいます。そのため、まずは建設業界に対して若者は誤ったイメージを持っているということを知ってもらうことが、建設業界の今後の課題となるでしょう。

また、建設業界に若者が入ってこなければ、業界内の高齢化がさらに進むので、すでに問題視されている問題がどんどん大きくなっていきます。

建設業における若者離れの理由を把握しよう


建設業界の若者離れが大きな問題となっています。建設業界で若者離れが起こっていることにはいくつかの理由があります。建設業界の若者離れを防ぐためには、その理由への対処が必要となります。そのため、まずは建設業における若者離れの理由を把握することから始めましょう。

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