建築業界で志望動機を書く際のポイント6選|建築業界の志望動機の例文5選も紹介

人材派遣 2021.01.22 2022.12.27
建築業界で志望動機を書く際のポイント6選|建築業界の志望動機の例文5選も紹介

建設業界について

建築業界は東京オリンピック開催に向けて注目されている業界です。業界が盛り上がっていると同時に採用枠も年々増加していて就活生にも人気の業界になっています。

今後さらにIT(インフォメーションテクノロジー)が普及し、更なる需要が考えられます。そこで、しっかりと他企業との差別化を図り建築業界にイノベーションを起こしていくことが重要となってきます。

時代のトレンドを把握し建設業界の展開を予測していくことがキーになるでしょう。

業界の動向

現在、建設業界は東京オリンピックに向けて業界規模も高まっています。

加えて、近年では首都の再開発、ホテル需要を背景に好調な動きをしています。バブル崩壊、リーマンショックなど長期にわたり低迷していた建築業界にとって今は、好景気と言えるでしょう。

建設業界は今後も成長傾向にあり、高い伸び率が見込まれています。

コロナウィルスでオリンピックが延期になってしまいましたが、開催される頃には大きな盛り上がりを見せるでしょう。

建築業界の主な仕事内容3選

建築業界の主な仕事内容1:建築の場合

建築士は、様々な法律に基づいて、住宅や商業施設など建物の設計図を描き、設計図を基に行われる工事の監督をする仕事です。

建築士は、施主と打ち合わせを重ね施主のイメージを図面に落とし込み理想を現実に変えていきます。ここで難しい点は、施主とのずれをなるべく減らすことです。

また、工事管理も重要な仕事の一つです。建築士は何度も現場に足を運んで、工事の様子をチェックしなければなりません。自分が設計した通りに作業が進んでいるか、もし進んでいなければ適切な指示をしなくてはなりません。

建物が完成した暁には、非常に達成感を感じることができる仕事です。

建築業界の主な仕事内容2:設計の場合

設計の仕事の中でも大きく3つの設計があります。意匠設計、構造設計、設備設計の3つが主になってきます。

意匠設計は、建築設計で最も一般的なイメージと近いものです。建築の内観・外観をデザインするイメージです。このお仕事はセンスが重要になってきます。

設備設計は、設備・建築の内部のインフラを設計する事です。例えば、電気・配線・インターネットがあたります。

構造設計は建築の見た目をデザインするのが意匠設計なら、建築の中身を設計するのが構造設計です。技術色がやや強いので数学的な素養が必要です。

建築業界の主な仕事内容3:土木の場合

土木工事の仕事は、穴を掘る、掘った土砂を運ぶ、埋め直す、土を盛り固める、など様々です。

また、既存のアスファルトを剥がす、コンクリートを打設する、がれきを撤去する、場を清掃する、通行人の誘導なども行います。

このような内容を見ると肉体作業に感じるかもしれませんが、細かな技術も求められる高度な仕事です。したがって、資格などを保有していると企業へ入りやすく良い待遇を受けることもできます。

建築業界で志望動機を書く際のポイント6選

建築業界で志望動機を書く際のポイント1:志望理由を明確にする

建築業界で志望動機を書く際のポイントの1つ目は、志望理由を明確にすることです。

企業のどこに魅力を感じたのかを具体的にすれば、意欲的な志望動機に変わります。

「給料が高い」「興味がある」などといった漠然的な理由は評価につながりにくくなっています。したがって、説得力のある志望動機を作るには、会社説明会に参加したり新聞やネットのニュースをしっかりと読んで建築業界を知る必要があります。

志望動機は何故その会社に入りたいかなどを面接官に伝える大切な項目ですので、具体的に書く必要があるのです。

例文

私が建築業界を志望した理由は、東京オリンピックが数年後に開催を控えており、街の活性化などで建築業界が盛り上がっていて、たくさんの人々に勇気を与えることができる職業だと思い志望させていただきました。

御社では建設業だけでなく都市開発といった部分も強みがあり、より多くの人々の暮らしを豊かにできると考え御社を志望させていただきました。

学生時代には飲食店でアルバイトしており、お客様のご意見を聞きより良い店舗作りに励みました。この経験を活かし建築業界や御社の抱える課題点などを改善していきたいと考えています。

建築業界で志望動機を書く際のポイント2:企業を選んだ理由を明確にする

建築業界で志望動機を書く際のポイントの2つ目は、企業を選んだ理由を明確にすることです。

面接官はどのような理由で自社を選んでくれたのかを判断したいので、その理由を明確にすることが重要です。ここでの回答は、「自分が将来この会社でどのようなことをしていきたいか」をしっかりと伝えられる内容が好ましいでしょう。

会社側は新卒採用で即戦力は求めておりません。研修期間を経て3〜4年後に活躍することを期待しており、会社側は応募者の将来にかけて内定を出すのです。

ここでは、未来に対してどれくらいのビジョンを持てているのかが鍵となってきます。

例文

建築業界は0から1を生み出すとても難しい業界だと私は考えています。

しかし、新しいものを生み出すことでたくさんのお客様を喜ばすことができるのではないかと考えました。学生時代にはクライアントがいない中でも、いかにクライアントを想定してものづくりをするかに重点を置いてきました。

貴社はクライアントの意見をしっかりと聞きその理想をそのまま実現できることが強みだと思いました。ですので、私が学生時代に培ってきた傾聴力を活かし、よりたくさんのお客様の理想を実現していきたいです。

建築業界で志望動機を書く際のポイント3:自身の強みを明記する

建築業界で志望動機を書く際のポイントの3つ目は、自身の強みを明記することです。

志望動機を書く際に自身の強みを理解していないと面接官に上手く伝えられません。日本人は基本的に「謙虚さ」を美学としています。実際に、自信満々にアピールすることができないという人も少なくはないのでないでしょうか。

強みは2種類に分けることができます。それは「スキル」と「長所」です。志望動機を書く際にこの二つをしっかりと入れることが重要になってきます。

志望動機を書く前に、第三者に一度聞いて見ると新たな発見に繋がるかもしれません。

例文

私は普段の会話から、相手の思いを汲み取って準備しておくことを心がけています。具体的には「心の準備」と、「先回りの準備」です。

「心の準備」とは、相手が何を伝えたいかということをある程度汲み取ることです。「先回りの準備」とは、次に起こることを予測し、自分のすべきことの見込みを立てておくことです。

さらに私は◯◯というスキルを学生の間に取得しました。しっかりと現場で起こることを先に予測し、培ってきたスキルをフルに活用することができるように準備できることが強みだと考えています。

建築業界で志望動機を書く際のポイント4:どのように貢献できるかを明記する

建築業界で志望動機を書く際のポイントの4つ目は、どのように貢献できるかを明記することです。

志望動機を書く際に、自分自身が企業にどのように貢献できるかをアピールすることは重要です。なぜなら、面接官はこれを知ることで、採用するメリットを明確化できるからです。

このような質問に上手に回答することで、他の就職活動生と大きく差をつけることができます。しかし事前に会社側のことをよく理解していないと明記できません。

企業が目指しているものと貢献できる内容が近ければ近いほどより良い評価が得られるでしょう。

例文

私はコミュニケーション能力を活かして、建築業界の営業職として顧客の満足度を上げ、貴社に貢献したいと考えています。私は学生時代留学をしていました。そこで様々な人達に出会い異文化のコミュニケーションを取ってきました。

そこで多様な価値観を身につけどのような人の意見も受け入れられるようになり、その中での最善のものを見つけ出せる力が付きました。

入社後は、さらにこれらの能力に磨きをかけより多くのお客様を満足させていきたいと考えています。

建築業界で志望動機を書く際のポイント5:業界で求められる能力を把握しておく

建築業界で志望動機を書く際のポイントの5つ目は、業界で求められる能力を把握しておくことです。

事前に建設業界で求められる納涼区を把握し、その能力が現在不足しているのであれば、働く前に身につけておくことが重要となってくるでしょう。

建築業界では大きく2つの能力が求められます。それは「想像力」と「経験力」です。想像力とは、他者と協調して作業を進めることができる能力あり、経験力とは、知識に基づいた合理的な判断を下せる能力です。

他にもその時々によって様々な能力が必要になってきます。その点を理解し、何が求められているのかを見極めるられるようになると良いでしょう。

例文

私が考える建築業界に求められる能力は「想像力」だと思います。

想像力とは、クリエイティブなことはもちろん相手のことを想像し協力していくことだと考えています。

建築業界は様々な職種の方々と協力し完成させていくものが多いと感じます。そこで欠かせない能力は相手のことを想像する力だと考えます。周囲の意見を汲み取り、反映させる力は、どんなに労働環境が変わっていったとしても建築業界には欠かせないスキルだと考えています。

建築業界で志望動機を書く際のポイント6:動機は簡潔に書く

築業界で志望動機を書く際のポイントの6つ目は、動機は簡潔に書くことです。

面接官は何枚もの志望動機を目にしますので、長々説明した文章は好まれないでしょう。できるだけ短い文章でわかりやすく表現した方が、相手にも読みやすく良い印象を与えるものとなるでしょう。

文章を簡潔にすること対して恐れている人も少なくありません。「文章が短いと何か物足りないような気がする」といった声もよく耳にします。

実際には、意図や意味がきちんと伝わるのであれば、短い文章でも問題ありません。また、短く簡潔にまとめることができることはプラス材料でもあります。

例文

私は、お客様一人ひとりに合う最適な住まいを提案する貴社の営業方針に魅力を感じ、志望させていただきました。

以前友人が貴社に住まいの提案を受けた際に、「丁寧に提案してくれたことがわかった」と喜んでいた様子を忘れられません。

私は以前飲食店の店員をしていた頃、お客様一人ひとりに丁寧に接客することを心がけていました。貴社がお客様を大切にできる人材を求めていることを知り、自分が求めている職場だと感じました。

入社後は、お客様のご要望に丁寧に耳を傾けお客様の満足度と業績アップを両立させていきたいと考えています。

建築業界の志望動機の例文5選

建築業界の志望動機の例文1:未経験の場合

私が貴社を志望した理由は、貴社が未経験でも募集してくださっていたからです。私は普通科の学校出身なのですが、昔からものづくりに興味がありました。特に建築業界は1から建設していくのでやりがいを感じることができると考えています。

御社の建設に力を入れている点に興味を持ちました。

これから東京オリンピックも開催されるので一緒に盛り上げ、建築業界に貢献していきたいと考えています。

建築業界の志望動機の例文2:経験者の場合

私が貴社を志望させていただいた理由は、これまで経験してきた現場監督、住宅の設計を通して建築は未来を創るものであると感じ、貴社がより良いものを創れる企業だと感じたので志望させていただきました。

貴社のホームページにあります施工事例の写真を拝見させていただき、内装から感じ取れるあたたかみや、安らぎを提供できる空間に興味を惹かれ、貴社のお客様により良い空間を提供していきたいと思い志望させていただきました。

建築業界の志望動機の例文3:設計職の場合

私が貴社を志望させていただいだ理由は、お客様とより近い位置で良いものを提供できると感じたからです。設計職はお客様のご希望に寄り添いながらプランニングしお客様の理想を現実に変えていきたいと考えています。

貴社では、設計・施工管理・営業がチームを組み、一貫して手がけられているとホームページで拝見させていただきました。私も今まで培ってきた経験を活かし、お客様の希望をそのまま家づくりに反映させていきたいと思います。

建築業界の志望動機の例文4:土木職の場合

私が貴社を志望させていただいた理由は、これまで全国各所で社会インフラの築造に関わってきて、次は地元の大阪府の発展に貢献していきたいと思い志望させていただきました。

特に貴社は、大阪の道路工事の安全管理業務や造園現場の管理業務をしていることをホームページで拝見させていただき、私も地元の街に貢献したいと強く思い志望させていただきました。

昨年、2級土木施工管理技士の資格を取得したことをきっかけに、入社後には規模の大きな現場を管理し貢献していきたいと考えています。

建築業界の志望動機の例文5:施工管理職の場合

私が貴社を志望させていただいた理由は、建物に魅力を感じ私もこのお仕事に携わりたいと強く感じたからです。純粋にその建物を見たときにどのように建てられているか気になり調べたことがきっかけで、貴社を知りました。

私は学生時代、飲食店のアルバイトのリーダーをしていました。そこで大切なことは情報を共有し、しっかりと伝えることだと学びました。

施工管理のお仕事をする上で、情報共有というのは大切だと思います。ですので、学生時代に培ってきた能力を活かしお客様により良いものを提供していきたいと考えています。

評価が悪い志望動機3選

評価が悪い志望動機1:志望動機が弱い

評価が悪い志望動機の1つ目は、志望動機が弱いことです。

志望動機が弱いと、周りと比べて熱意が無いと感じ取られてしまいます。

まず、自分自身が志望する企業が現在どのような事業を展開していて、今後どのようなことをしていくのかをしっかりと把握しておく必要があります。その内容と自分自身が志望する動機がずれてしまっていれば、良い評価は得られないでしょう。

したがって、しっかりと事前にリサーチをし、志望動機に説得力を持たせることが大切となってきます。

評価が悪い志望動機2:論点がずれている

評価が悪い志望動機の2つ目は、論点がずれていることです。

論点がずれているということは、相手との意思疎通ができていないということになります。もし、面接での質問に対して回答の論点がずれていれば、当然評価も下がってしまうでしょう。

論点がずれてしまう人はどのような人なのでしょうか?それは、話の「結論」、結論に至った「理由」、結論と理由の「つながり」、このいずれかが欠けている人が当てはまってきます。

このポイント理解し、志望動機に反映させることが重要になってきます。

評価が悪い志望動機3:アピールができていない

評価が悪い志望動機の3つ目は、アピールができていないことです。

自分ではアピールできたつもりでも、実際にはアピールができていない、という場面も少なくありません。アピールで重要なことは結果の大きさではなく、その結果がどのように生まれたかというプロセスです。

面接官はそのプロセスに着目し、会社でどのように貢献してくれるかを想像します。したがって、「結果」ではなく「プロセス」に着目してアピールすることが大切になってきます。

建築業界での志望動機ではしっかりとアピールしましょう

建築業界の志望動機は職種が様々ですので、その職種に合わせてアピールすることが重要となってきます。

まず、どの職種にも欠かせないことは、事前に企業をリサーチすることです。そして、何をアピールしたら評価されるのかを知っておくことも必要です。

ここまでご紹介してきたポイントなどをしっかりと踏まえ、効果的なアピールをできるようになりましょう。


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