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無人化施工について|無人化施工のメリット5選やデメリット4選を紹介

更新日:2021年3月4日

無人化施工について


無人化施工とは、自然災害が発生した場合の復旧作業を遠隔地よりリモートで行うことで、安全に施工ができるという施工方法です。

自然災害の多い日本では災害復旧のための施工を行うことも多いですが、施工には危険が伴います。しかし無人化施工ではラジコン装置などを取り付けた建設機械をリモート操作するため、オペレーターの安全を確保することが可能です。

また、近年では施工をサポートするシステムも整備されてきたことから、作業効率もアップしてきました。

無人化施工のメリット5選


無人化施工は施工現場で作業員が直接作業を行わないことから、安全性を確保することができるなどのメリットがあります。

また、無人化施工は他にもさまざまなメリットがある施工方法です。ここでは無人化施工のメリット5選をご紹介しますので、どのようなメリットがあるのか参考にしてみてください。

1:安全性の向上

無人化施工は遠隔地よりオペレーターが建設機械を操作することで施工を行うため、オペレーターの安全性が向上するというメリットがあります。近距離の場合は近くで目視操作、遠距離の場合は操作室から操作を行うことになります。

どちらの場合でも危険性の高い場所で直接建設機械に乗って作業を行うことはないため、従来よりも安全性が向上することは無人化施工の大きなメリットだと言えるでしょう。

2:作業員のストレス軽減

危険性の高い場所での作業は作業員にも多大なストレスを与えることになりますが、無人化施工の場合は安全な場所から作業ができるため、ストレスを軽減できるというメリットがあります。

ストレスがかかる危険な現場では操作ミスを誘発する可能性も高くなるため、大きな事故につながるリスクもあります。ストレスを減らすことで、無人化施工にはそういったリスクを回避できるというメリットもあるでしょう。

3:コスト削減につながる

オペレーターはシステムによる遠隔操作のサポートが受けられるため、施工のやり直しなどが発生する可能性が減り、コストも削減できるというメリットがあります。

直接建設機械を操縦する場合、どうしても作業のやり直しによるコスト増が発生しがちです。しかしシステムを利用すれば、あらかじめ登録している施工データで掘削しすぎたり逆に浅すぎたりといったケースを回避できるため、やり直しの発生を低減することができます。

4:品質管理の向上

オペレーターはシステムによる遠隔操作のサポートが受けられるため、施工の品質管理が向上するという点がメリットです。前述のコストを削減できる理由と同じですが、遠隔操作を行う場合に利用する施工システムでは、あらかじめ3D施工データを登録しています。

そのため、施工データに沿った一定の品質の施工が可能となり、品質管理の質が向上します。

5:災害時の早期復旧が見込める

無人化施工であれば不安定な場所でも作業を進めることができるため、これまでの施工よりも災害時の早期復旧が可能というメリットがあります。

たとえば地すべり災害などは作業が長期にわたる可能性が高く、復旧までに時間がかかります。しかし無人化施工であれば、これまでのように地すべり法面の安定を待たずに施工を進められるため、早期復旧も可能になります。

無人化施工のデメリット4選


ここまで無人化施工のさまざまなメリットをご紹介しましたが、一方で無人化施工にはデメリットも存在します。そのため、無人化施工の導入を検討する場合は、デメリットについてもよく把握しておくことも重要です。

ここでは無人化施工のデメリット4選をご紹介しますので、メリットだけでなくデメリットについてもよく理解しておくようにしましょう。

1:重機にかかるコストが高い

無人化施工で利用する無人重機はシステムを導入しているため、これまでの重機よりもコストが高くなるというデメリットがあります。

無人重機は一般的な重機よりも高価なため、導入のための費用はどうしても高くなります。これまでの重機に掛かっていた費用に、システムを使用するための費用が加算されると考えると良いでしょう。

2:スキルを持った人材の不足

無人化施工で利用する無人重機に対応できる人材が不足しているというデメリットがあります。

直接重機に乗って操縦するのではなく、遠隔地からのリモート操作となるため、これまで重機を操作していたオペレーターが遠隔操作のスキルを身に付けるにはある程度の時間がかかるでしょう。

3:有人施工の方が向いている場面がある

施工現場によっては無人化施工よりも有人施工のほうが適しているケースもあるというデメリットがあります。もちろんケースバイケースですが、無人施工に適していない現場では有人施工よりも作業効率が落ちる可能性もあるでしょう。

そのため、無人化施工を導入する場合、場面ごとに有人施工と無人化施工のどちらが適しているのかを的確に判断することも重要です。

4:機械への取り付けなどができない場合がある

無人化施工では建設機械にラジコン装置を取り付けて施工を行いますが、ラジコン装置が取り付けられないケースもあるというデメリットがあります。

ラジコン装置が取り付けられない場合は、もちろんその建設機械では無人化施工が実現できません。

無人化施工の実施例3選


無人化施工はすでにさまざまな現場での作業で活用されています。

しかし無人化施工は現場によって有人施工の方が向いているケースもあります。そのため、無人化施工の導入を検討している方の場合、どのような工事場所で実施された例があるのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。

ここでは最後に、無人化施工の実施例3選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1:ブロック据付作業

無人化施工はブロック据付作業で実施されています。ブロック据付作業とは、コンクリートブロックを積上げて、泥流止めや導流堤などを構築する作業です。

ブロック据付作業には被覆ブロック据付作業や根固ブロック据付作業などの種類があり、建設機械を利用してブロックを丁寧に積み上げていく必要があります。また、クローラダンプやダンプトラックによってブロックを運搬することができます。

2:土のう据付作業

無人化施工は土のう据付作業で実施されています。土のう据付作業とは、崩落箇所の緩衝材や土留部材として、1トンパックなどの大型の土のうを据え付ける作業です。

災害により大規模土砂崩落などが発生した場合には、応急復旧として大型土のうや補強材を使用した施工が行われるケースが多いです。バックホウやブルドーザ、クローラダンプ、ダンプトラックの組合せで作業が実施されます。

土のうを無人の不整地運搬車によって運搬し、無人のバックホウで設置を行いますが、玉掛けは自動玉外し機構を使用して人力での玉掛けを行う必要があります。

3:転石破砕作業

無人化施工は転石破砕作業で実施されています。災害発生時における転石破砕作業とは、崩落危険箇所にある巨石を油圧ブレーカーで破砕する作業です。

転石破砕などの除石工では、バックホウに攪拌装置を取り付けて施工を行います。ただし、ホースの取廻し距離には限界があります。

将来的に無人化施工のスキルを持った人材を


無人化施工は自然災害の多い日本の災害復旧現場で注目されている技術です。

無人化施工により、作業員が危険な現場で建設機械に乗り込んで作業を行う必要が無くなるため、安全性の確保や早期復旧の実現などが可能になります。

ぜひこの記事でご紹介した無人化施工のメリットやデメリット、無人化施工の実施例などを参考に、今後も注目される無人化施工のスキルを身に付けてみてはいかがでしょうか。

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