施工管理の志望動機を書く際のポイント9選|志望動機の書き方6選なども紹介

人材派遣 2020.12.25 2022.12.27
施工管理の志望動機を書く際のポイント9選|志望動機の書き方6選なども紹介

施工管理について

施工管理の仕事が注目を集めています。施工管理とは、建築にかかる工事に関する全ての事項を管理する仕事です。その内容は、建築現場における施工や予算、安全面、各種手続きなど多岐にわたります。

また、当面は資格を必要としないことから、未経験の方でも仕事を始められることも注目を集めている理由です。ここでは施工管理の仕事内容や魅力について紹介します。

主な仕事内容とは

施工管理には大きく区別して、4つの仕事内容があります。「工程管理」の仕事は、作業を進める上で必要な作業員や重機の手配、スケジュール管理です。また、作業を進める上で大切な安全管理も「施工管理」の仕事内容となります。

建築物が指定した材料で施工されているか、設計図や仕様書に合致しているかをチェックする「品質管理」も重要です。さらに、決められた予算内で工事が行われているかを計算する「原価管理」もあります。

施工管理の魅力とは

施工管理の魅力は、建築物が存在する限り安定的に仕事があることです。新規建築物に限らず、老朽化による建て替えやリフォームなど施工管理の仕事は多岐にわたります。

また、自身が携わった建築物が完成する醍醐味は、何事にも代えられない達成感であることは言うまでもありません。さらに給与面でも優遇されており、難しい条件であればより一層やりがいを感じられるのも施工管理の魅力です。

施工管理の志望動機を書く際のポイント9選

施工管理は新卒だけでなく転職者や女性にも人気があるため、志望動機が採用に大きく影響することも少なくありません。とりわけ、未経験の方は企業だけでなく業界研究も丁寧に行い、しっかりと準備したいものです。

しかし、単に熱意を伝えるだけの志望動機では、採用担当者にアピールすることはできません。そこで、施工管理の志望動機を書く際のポイントを紹介します。

施工管理の志望動機を書く際のポイント1:自己分析を徹底する

施工管理の志望動機を書く際には、自身が企業の求める人材にマッチしていることをアピールしましょう。したがって、自己分析を徹底してマッチしているポイントを整理することが大切です。

施工管理の採用に取り組んでいる採用担当者は、自社の求める人材にマッチした人材を探しています。したがって、具体的にどういった部分がマッチしているかをアピールするかがポイントであり自己分析が不可欠です。

施工管理の志望動機を書く際のポイント2:体力があることを強調する

施工管理は屋外での仕事も多くなることから、体力的な負担も大きくなります。とりわけ、未経験の方や女性は、志望動機において体力があることを強調しましょう。

しかし、単に「体力がある」「屋外の作業に自身がある」では説得力がありません。学生時代のスポーツ経験や、現在行っているトレーニング内容など、具体的なエピソードを記載すると良いでしょう。

施工管理の志望動機を書く際のポイント3:リーダーシップをアピールする

施工管理者には力強いリーダーシップが求められるのが実情です。施工の現場には多くの人が、それぞれの立場で仕事をしています。そのため、各担当で意見が食い違い、衝突することも少なくありません。

施工管理者は施工現場のリーダーとしての役割も担っています。つまり、力強い統率力が求められると言えるでしょう。したがって、志望動機ではリーダーシップを発揮してきた経験をアピールすることが大切です。

施工管理の志望動機を書く際のポイント4:企業を選んだ理由を明確にする

採用担当者は応募者が、なぜ自社を選んだのかに興味を持っています。施工管理を募集している企業は、大手から中小企業まで様々であり、雇用形態も異なるのが実情です。

採用担当者は自社に貢献できる人材を採用することが目的であることから、自社を選んだ理由を重要視します。したがって、志望動機にはその企業しかない独自性や魅力をあげ、志望動機とした理由を明確に記入しましょう。

施工管理の志望動機を書く際のポイント5:簡潔に志望動機を明記する

施工管理に限らず志望動機を書く際には、簡潔な文書にすることがポイントです。求職者の多くは内定を得るために、自分の想いや志望理由を全て書き入れたいと考えます。

しかし、何もかも詰め込んだ長々とした文書だと、焦点がブレてしまうのも事実です。志望動機を書く際には、採用担当者に伝えたいことを絞った上で優先順位を付して、簡潔にまとめることを心がけましょう。

施工管理の志望動機を書く際のポイント6:結論は先に述べる

施工管理の志望動機を書く際には、結論を先に述べることを心がけましょう。採用担当者は数多くの志望動機を短期間にチェックしていますから、好印象を与えるにはインパクトが必要です。

文章の冒頭に結論が書かれていれば、伝えたいポイントが明確になり、文章自体に締まった印象を持たせられます。反対に結論が文章の最後にあると、要点がぼやけてしまい印象を悪くすることにもなりかねません。

施工管理の志望動機を書く際のポイント7:資格があれば実務経験を明記する

施工管理の志望動機では、資格を取得している場合は実務経験を明記しましょう。施工管理に求職者からの人気が集まる理由の一つに、資格や実務経験がなくとも仕事が始められる点があります。

しかし、将来的には建築・土木・建設・電気工事・管工事・造園の6種類の資格を取得することが求められます。また、資格取得には実務経験が必要です。したがって、既にいくつかの資格を有する場合、実務経験を記載すれば大きなアピールとなります。

施工管理の志望動機を書く際のポイント8:職業を選んだ理由を明記する

施工管理という職業を選んだ理由を、志望動機に明確に記載しましょう。同じ建築業界でも、現場監督や営業職など様々な仕事があります。その中でも施工管理を選んだ理由を明記することは、熱意を伝えることにつながるでしょう。

そのためには、丁寧な業界研究が必須です。言い換えれば、業界研究を丁寧に行うことで、施工管理を選んだ理由が明確になることに加え、自分の適性に合っていることを具体的にアピールできます。

施工管理の志望動機を書く際のポイント9:将来の目的を明記する

施工管理を採用する採用担当者は、長く会社に貢献する人材を求めていることから、将来ビジョンの記載は必須です。将来に目的を有する人は、日常の業務においてもモチベーションが高くなります。

したがって、志望動機にはどう会社に貢献して、どういった施工管理者になりたいのかを明確にしましょう。とりわけ、未経験の方は資格取得のプランを具体的に明記することで、アピールにつながります。

施工管理の志望動機の書き方6選

適切な志望動機を書くには、志望する業種と自身の現在地を踏まえた上で書くことが大切です。同じ施工管理でも土木業と建設業では書き方が異なります。

また、同じ土木業の施工管理でも経験者と未経験者では、書き方は異なると言えるでしょう。ここでは、業種や経験値に応じた施工管理の志望動機の例文を紹介します。

施工管理の志望動機の書き方1:土木業の場合

私は貴社において施工管理の職種を志望しています。私は常々社会に貢献できる仕事をしたいと考えていました。貴社における○○川の堤防工事は、まさに地域住民のインフラに大きく貢献しています。

大学では建築工学を専攻しました。建築業界でのアルバイト経験もあり、二級建築士の資格も取得しています。貴社に入社後は一級建築士を目指しつつスキルを磨き、大規模事業の施工管理を任せられる実力を身につけたいと考えています。

施工管理の志望動機の書き方2:建築業の場合

私は貴社の施工管理の職種を志望しています。幼少の頃からモノ作りに興味があり、建築に興味を持ち始めたのは中学時代に見学した高層ビルがきっかけでした。

いつかは建築業界で働きたいと考え、大学では建築学科で勉強して参りました。貴社を志望したのは、○○ビルに導入されている最新技術に感銘を受けたからです。私もスキルを身につけ、先端技術を取り入れた高層ビルの施工に携わりたいと考えています。

施工管理の志望動機の書き方3:ハウスメーカーの場合

私は御社の施工管理の職種を希望しています。私の父は単身赴任生活が長く、家を建てたのは私が大学生になってからです。両親がいろいろと悩んだ末に完成した自宅を心から喜んでいるのを見て、家を建てることの重大さを知りました。

家族が過ごす快適な住宅を提供することは、とても大切なことです。私は家族の喜びにつながる住宅作りに携わりたいと考えており、お客様を大切にすることを経営理念としている御社を志望いたしました。

施工管理の志望動機の書き方4:同じ業界から転職する場合

私は施工管理として10年のキャリアがありますが、御社への転職を希望します。大学卒業後、主に高層ビルの安全管理の業務に就き、一級建築士の資格も取得いたしました。

高層ビルの安全管理についてはチームリーダーも経験しています。このたび、安全管理についてはやりきった感があり、住宅の施工管理に携わりたいと考え転職を決意いたしました。御社に入社した折には、即戦力として貢献できると自負しています。

施工管理の志望動機の書き方5:異職種から転職する場合

私は現場監督を経験してきましたが、御社の施工管理の職種を志望します。大学卒業後、現場管理の仕事に約10年間携わって参りました。現場では、様々な役割の作業員の意見を聞き入れ、調整力を発揮してきました。

しかし、現場のマネジメントだけでなく、施工全体をマネジメントする施工管理に興味を持つようになったのが、転職を決意した理由です。御社に入社できれば、現場監督での経験を活かして貢献したいと考えています。

施工管理の志望動機の書き方6:未経験から転職する場合

私は建築業界は未経験ですが、施工管理の職種を志望します。中学生の頃から建築業界に興味がありましたが、大学では経済学を学び営業職に就きました。

前職ではチームリーダーとして仕事に取り組んで参りましたが、建築業界への夢が捨てきれず、ニ級建築士の資格を取得しました。御社に入社後は、前職で培ったコミュニケーション力を発揮しつつ、一級建築士を目指して参りたいと考えています。

印象が良い志望動機の書き方とは

採用担当者の印象に残る志望動機を書くには、自分の人となりが具体的に伝えることを心がけましょう。求職者の多くは「熱意」「やる気」を志望動機に盛り込みます。

しかし、それだけでは自分がその企業に合った人材であることをアピールできません。大切なのは、自身が採用担当者の求める人材であることを「具体的に」アピールすることです。そのためには、自己分析に加え、業界・企業分析を丁寧に行うことが不可欠だといえます。

人事側はチェック時に書き出しの「What」を確認する

人事担当者は志望動機をチェックする際、書き出しの「What」をポイントとしています。具体的には「なぜ、建築業界なのか」「なぜ、施工管理なのか」「なぜ、自社なのか」です。

人事担当者は「What」を繰り返すことで、求職者が自社にマッチした人材か見極めています。したがって、志望動機を書くときには「What」に対する回答が、明確に記載されているかを必ず確認することが不可欠です。

施工管理の志望動機でいい印象を与えましょう

施工管理の仕事に就くには、志望動機でいい印象を与えることが不可欠です。人事担当者は志望動機において「What」に着目して、応募者の人となりをチェックしています。

施工管理でいい印象を与えるには、自身のアピールポイントを絞って結論から述べることを心がけましょう。とりわけ、リーダーシップと体力は重要視されます。また、具体的なエピソードを盛り込むことで、志望動機に説得力を持たせることが鉄則です。


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