CADオペレーターの採用は難しい?未経験者や外国人労働者の雇用も検討しよう

人材派遣 2022.03.18 2022.03.14
CADオペレーターの採用は難しい?未経験者や外国人労働者の雇用も検討しよう

業界問わず、CADオペレーターの採用を難しく感じている人事担当者の方は多いのではないでしょうか。

本記事では、CADオペレーターの採用が困難になっている根本的な原因に加え、採用が難しい場合の対策と外国人CADオペレーターを雇用するポイントを3つ紹介しています。

この記事を最後まで読んでいただくことで、CADオペレーター不足に関する不安や疑問が解消されるため、適切な人材の確保を行いやすくなるでしょう。

CADオペレーターの採用は難しい?

「Computer-aided Design」の頭文字を取ったCADは、建築業界だけでなく、身近な工業製品や電子機器の内部設計などにも使われているツールです。

現在、日本国内ではCADを扱うことのできる人材が不足していると言われ、さまざまな企業でCADオぺレーターの確保に向けて努力が行われています。

はじめに、CADオペレーターの採用が難しい理由を解説します。

CADを扱える人材が少ない

採用担当者の頭を悩ませている原因の1つに、そもそもCADを扱える人材が減少傾向にあることが挙げられます。

以前は技術立国として名を馳せていた日本ですが、少子化と理系離れが進んだため、技術者を目指す若者が少なくなっているのが現状です。

それに伴って技術者を育成する機関の規模も小さくなり、CADも含めたエンジニアの減少に拍車をかけています。

複合スキルを兼ね備える人材が少ない

企業が求めている人材が少ないことも採用を難しくさせています。

現在では、CADのスキルに加えて志望業界に関わるスキルや経験が求められます。建築業界の場合、土木建築の施工や事務、現場監督などを経験した上でCADスキルも持ち合わせている、という具合です。

複合的なスキルを持つ人材は決して多くなく、企業の需要に人材が追い付いていないことが現状と言えるでしょう。

CADオペレーターの採用が難しい場合の対策法

多くの日本企業は、さまざまな工夫を施してCADオペレーターの確保を行っています。

自社だけで補いきれない場合の対策法を把握することで、思わぬ人材が見つかる可能性があるでしょう。ここでは、CADオペレーターの採用が難しい場合の対策法を紹介していきます。

派遣社員を雇う

CADオペレーターを確保する方法として、派遣社員を雇うことが知られています。

派遣社員を雇うメリットは、即戦力として活躍してくれることから採用業務のコストや人員の削減が期待できることです。

大手派遣会社であれば質の高い人材を揃えているため、クライアントの要望を満たした人材を確保しやすいです。

また、仕事ぶりを見て派遣期間の延長なども可能であり、クライアントのニーズに応える柔軟さを持ち合わせています。

既存の事務員にCADを教える

CADオペレーター不足を補う手段として、企業の一般事務員に兼務させるケースもあります。

社内外問わずコミュニケーションを行っている事務員は、設計者との綿密なやりとりを必要とするCADオペレーターに向いています。設計に関する知識は教えることができますが、対人スキルとなると一朝一夕では身に付きません。

また、スケジュール管理や書類の作成にも長けているため、貴重な人材として活躍してくれるでしょう。

未経験者を採用して教育する

年齢が若い未経験者を採用することで、企業が求めるCADオペレーターとして活躍してもらうことも対策の1つです。

ただしほかの業界で経験していたり年齢を重ねていたりすると、企業のやり方に馴染めない場合があるでしょう。企業方針をすり合わせる作業が必要になり、お互いにストレスを抱えてしまう可能性もあります。

フレッシュな未経験者であれば、CADスキルに加えて一般的な業務もスムーズに吸収してくれるでしょう。

職業訓練校でCADを学んだ人を採用する

即戦力になる人材を雇用したい場合には、職業訓練校でCADを学んだ人を採用してもいいでしょう。

CADに関する職業訓練校では、基本的なCAD操作と応用実習、製図や原価管理に加え、社会人に必要なマナーや表計算といった内容を学びます。訓練の大半は実習に時間が割かれるため、入社後すぐに活躍できる人材が期待できます。

一般事務を兼ねる実習も行っているため、事務を兼任する場合にも対応できるでしょう。

外国人CADオペレーターを雇う

CADオペレーターの国籍にこだわらない場合、外国人のCADオペレーターを雇う方法があります。

近年では、日本で勤務する外国人も珍しくなく、とくにミャンマーやベトナムから働きに来日するケースが多く見受けられます。CADエンジニア育成を国策として掲げている国もあり、就労ビザなどの条件を満たせば雇うことが可能です。

CADオペレーター採用の人材不足対策の1つとして、外国人の雇用も視野に入れてみましょう。

外国人CADオペレーターを採用するときのポイント

外国人をCADオペレーターとして採用する際、日本人を雇用する場合と異なるため、注意するポイントがいくつかあります。

なにより価値観や文化が日本と違うため、お互いにストレスを抱えてしまうことがあるでしょう。雇用する前に、外国人を受け入れる土壌が整っているかという点を確認しておくことが重要です。

ここでは、外国人CADオペレーターを採用する具体的なポイントを3つ紹介します。

  • 技能実習生よりも就労ビザを持つ外国人を採用する
  • 読み書きよりも問題なく会話できるかを重視する
  • 修了証明書よりも実技試験で能力を試す

技能実習生よりも就労ビザを持つ外国人を採用する

外国人を採用する場合には、就労ビザを取得している人材を選びましょう。

就労ビザは、短大、大学、大学院のいずれかを卒業していないと取得できないビザであるため、CADオペレーターに求められるスキルを備えています。

また、長期滞在が可能であり家族の滞在も許可されていることから、慣れない環境によるストレス緩和にもつながるでしょう。

採用には、日本人の正社員と同等の給与待遇で正社員雇用が条件となります。

読み書きよりも問題なく会話できるかを重視する

CADオペレーターはコミュニケーションが求められるため、採用の際には読み書きよりも会話力を重視しましょう。

就労ビザの取得条件として、日本語能力試験(JLPT)のN3(日常会話レベル)が妥当と言われており、就労目的で来日する外国人は一定の語学力を持っています。

しかし、漢字が得意でない傾向があるため、書類作成などの事務よりもCADオペレーターに絞った雇用が望ましいでしょう。

修了証明書よりも実技試験で能力を試す

外国人CADオペレーターのスキルを正確に把握するためには、実技試験を実施しましょう。

海外のソフトウェア専門学校では、履修した証として修了証明書が発行されることが多くあります。しかし、公的な資格とみなされず、CADスキルの証明にはなりません。

企業によっては、該当者に試験用のPCを用いて制限時間内でCAD製図を行ってもらったり、試験後の面談でCADに対する理解度を把握したりしています。

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自社で採用活動をするほど時間的・人的な余裕がない人事担当者様はぜひ一度当社にご相談ください。


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